緊急事態宣言の延長

予定していた5月6日にはまだ緊急事態を解除することはできない、ということになった。
おそらく5月末まで延期することになるだろうが正式には4日に発表するという。

緊急事態の解除をするとしたらやっぱりもっと明確な理由が必要だと思う。
政府お抱えの”専門家会議”はどうも科学者らしからぬふるまいで、事ここに及んでなお”クラスター対策”をメインに保健所を仲介してPCR検査をできるだけ絞っていく作戦を変更しない。
テレビに出てくる厚生省関係の人は以前から同じことを言っている。「検査したい人が殺到したら医療崩壊を起こす」
でもクラスター発生と同時にすでに市中に感染が拡大している現状をもっと真摯に受け止めて、検査拡充態勢をとっていったほうがいいのでないかと、医療現場の人たちは言っている。

東京と大阪でそれぞれ1万人くらいのレベルで無差別に検査を行って、どれくらい陽性の人が街をうろついているのかを把握しないと、いつまでたっても解除へ向けての予測ができない。

今日から5月。
散歩で行く先々もがらんとしていていつもの風景と違う。
こんなにみんな努力しているのに、いつになったら元の生活に戻れるのか。
経済の評論家に言わせると、世界中がこの新型コロナ以前の生活に完全に戻るのには2年か3年かかるといっている。
ワクチンか特効薬ができればもうすこし早くなるかもしれないけれど。