黒柴「まる」の成長記

徒然なるままに犬とともに日暮らし日記

東京五輪は安心安全

緊急事態宣言が6月20日まで延長されることになった。
一番痛手を受けるのが飲食店で特に酒類を提供する店は軒並みつぶれている。

ここにきてIOCは日本人の心情をさかなでする発言を繰り返している。
バッハ会長『東京五輪を実現するために、我々はいくつかの犠牲を払わなければならない。(We have to make some sacrifices to make this possible.)』
あとになって『犠牲』というのは日本人に向けたものではないと言い訳したけれど、じゃあ、IOCはどんな犠牲を払うのかと。
そのほかにも次々と日本人を蔑視しているような発言が提示された。
IOCコーツ調整委員長『緊急事態下でも開催できる』
IOC古参委員ディック・パウンド『アルマゲドンでも起きない限りオリンピックは開催される』

オリンピックが開催されればIOC関係者3000人も大挙してやってくる。都内高級ホテルのスウィートに泊まり三ツ星レストランにも行きたいとせがむ。
コロナで入院もできずに死んでいった人たち、仕事がなくなり職に就けずホームレスになってしまった若者、街を歩くとついこの間まであった飲食店がなくなっている。
オリンピック貴族と日本が置かれている状況があまりにも違っていて現時点で積極的に開催を望む人は少ない。

それでもおそらく東京オリンピックは開催される。
開催中の検査や隔離もおそらく後手後手のドタバタになるだろうけど、終わってみれば何とかやり切ったということになるかもしれないけれど、国民の反対を押し切ってごり押しした政府と政治への信頼はゼロにちかくなるとおもう。

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