黒柴「まる」の成長記

徒然なるままに犬とともに日暮らし日記

安部元総理

きのうの午前11時半ころ、奈良県で遊説中の安部元総理が元海上自衛官に射殺された。
それからずっとテレビは特番に変更され、安部氏の業績をたたえる各国の首脳たちの声を映像で伝え、第二次安倍内閣の政策を礼賛している。

きょうまると散歩をしていたら朝日健太郎街宣車がとおって『悲しい出来事がありましたわが自民党は民主主義を守るためにこれからも戦ってまいります』とアナウンスしていた。
でもちょっと待って。
安部元総理の2017年の総選挙の時の有名な演説「こんな人たちに私たちは負けるわけにはいかないんですよ」を思い出す。
一国の総理が自分を支持しない人たちを「こんな人たち」とよび、「私たち」と分断する。
自分の周りの富裕層を優遇する政策により、8年間賃金は低迷し、物価は上昇。円安で利益を得た企業はほんの一部。


多分この出来事によって参議院選挙は自民公明の圧勝に終わるだろう。
そして「悲願」の憲法「改正」に向けて大きく前進する。

批判しないメディア。
長いものに巻かれる国民。
日本はまたいつか来た道へ戻っていく。

合掌。

参議院選挙

7月10日は参議院選挙の投票日。
3大新聞はすべて自民公明与党の圧勝と予想している。
東京選挙区の自民党は元男子バレーの朝日とおニャン子の生稲。
朝日はこの6年間一度も国会で質問したことがない。
生稲は各テレビ局のアンケートに無回答(憲法改正だけは賛成)を問題視されて以降答えるようになったが各局の同一の質問に正反対の答えをするというおまぬけ。

多分今回も投票率は50パーセント程度だろう。
街頭インタビューで20代の女の子が「わたしわっかんないからせんきょいかなーい」と言っている。
これで多数の支持を得たと言われても困る。
選挙が終わったらすぐに改憲の手続き。
本来、権力の横暴を防ぐための憲法をあろうことか権力側が自らの都合の良いように書き換えようとしている。
そうなったらもう日本は民主国家ではなく専制国家に逆戻り。国際社会にどういう立場で出ていくつもりだろう。

まるは今年12歳になる。
僕は70歳になる。
思い描いた未来とはだいぶ違った現在だけど、この先の未来がどうなるか、それはもう僕とまるの問題ではないようだ。

レインコート

梅雨に入って朝夕毎日のようにいつ降ってもおかしくない曇り空。

今までいろいろなレインコートを買ってしまったけど結局最初に買ったfull of vigorのレインコートが一番フィットするんだけど、同じものが製造中止になってしまってもう使い倒してボロボロになっている。

そこで同じメーカーのものをネットで見つけて購入。

四つ足を全部通さなければならないという難関があるけれど、ごわごわしない柔らかい素材で腰の部分も包んでくれるのでまるのかじり癖を保護するのにも役立つかもしれない。

でもあまりにもフィットしていて、どうなんだろう、まる。
ちょっと動きがぎこちない。

ほぼ毎日雨

6月2週目に入って雨の日が続く。
朝も夕方も雨だととても困る。
まるくんとしてはその中間に行く2回目の散歩ができないことでストレスがたまる。

この間テレビでペットの終活的な話題を取り上げていた。
寿命が近づいてきて足腰も立たなくなって食べるものも食べられず苦しんでいる愛犬を見て「安楽死」を選択できるかどうかという、重いテーマだった。
見るのもつらかったので途中でチャンネルを変えてしまった。

その時が来たら必ず何らかの選択を迫られる。

自分にもいつかその時が来る。
もし選択できるならぼくは「安楽死」を迷わず選ぶ。
自分が決めた日に注射で眠らせてほしい。
天国に行くつもりもないし、そういうところがあるとも思っていない。

まるもそれを望むだろうか。

五月の風

ウクライナはまだ続いている。
この機に乗じて憲法を変えて自衛隊を「国軍」にしないと国を守れないという「風」ができつつある。
でも「国を守る」という名目で太平洋戦争に突入して国を守るどころか日本全土を焦土にしたのをもう忘れてしまったのか。
憲法にかいてあるからと言って他国が攻めてこないとおもうなんてお花畑の妄想だ』と政治家が言う。
本当にそうだろうか。この77年間ロシアも中国も領空領海を脅かしはするけれどそれ以上の手出しはできなかった。
でも改憲によって日本が態度を変えれば毎日のように国境で小競り合いが起き一触即発になる。
若者たちは韓国と同様に兵役義務を課せられて「合法的に人を殺す」訓練をしなければならない。
そういうことに想像力が働かない若者たちが街頭インタビューで「日本も軍備を増強しないと怖いっすよね」とか言う。

まあ、いずれにしても僕が死んでからのことだから心配しても意味がないかな。

まると一緒に六本木ミッドタウンに行ったら鯉のぼりがたくさん風になびいていた。
五月の風は好きだけど少しずつ戦争のにおいが混ざってくるような気がする。

反抗期

4月になって銀杏並木もすっかり緑色に芽吹いた。
まるくんは最近朝夕の散歩に呼んでもなかなか来なくなった。
以前は(といってもいつ頃だろう)ぼくが散歩の身支度をするだけでさっと横についてきたのに、このところ(いつからだっけ)呼んでも呼んでも玄関まで来なくなった。
「おいで」では絶対来ない。
「行かないの?行っちゃうよ」と言うと来るときもある。
いったんドアを閉めて出ていったふりをすると慌ててくることもあった。
いまはもうそんなトリックはとっくに見破られていて全然動かない。
なんなら遠くでじっとこっちを見て座ったまま動かない。
もうだんだんイライラしてもう行くのをやめようかと思う頃にとことこやってくる。

おしっこもうんちも家の中ではできないくせにどうして外に出たがらないのだろう。
朝はちょっと早すぎるかもしれない。5時ころだからまだおしっこもしたくないのか。
8時ころの2回目の散歩はすいすいついてくる。特に晴れた日は外に出たいようだ。
夕方がまたやっかいでどうにも動かない。

まるも老年期になってへんに意固地になっているのだろうか。
獣医に相談するようなことでもないし、犬の電話相談室があればぜひ電話したいきょうこのごろ。

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花満開

まるとの昼間の散歩は六本木ミッドタウン。桜満開。
コロナもまだ収束していないのに人出はコロナ前とほぼ同じ。

酒が飲めないぼくとしては飲食店が時短になっても何の影響もない。
自粛といわれてもとくに普段の生活には変わりがないのでコロナ禍という実感はない。蔓延防止措置なんて効果があるかどうか知らないけどコロナ対策ってそれしかないみたい。
ただ、ワクチンを打てという脅しにも似た呼びかけがあるのでそれに従うくらい。3回目は早々と接種したけど4回目は遠慮したい。なんとなく。

まるくんも3月5日に6種混合ワクチンを打ったけど、これって何歳までやるんだろうか。
人間もそうだけど免疫力って低下しないのだろうか、ちょっと心配。
4月には狂犬病予防注射。
まるくんにとってはあまりうれしくない春。