黒柴「まる」の成長記

徒然なるままに犬とともに日暮らし日記

五月

ゴールデンウィークも終わって、せっかく空いていた道路もきれいだった東京の空もまた元に戻ってしまう。

きょうは一日中雨模様。朝、雨が降る前に散歩を済ませたけど、夕方の散歩は雨具を着せなければならない。

まるは最近トラックで来る八百屋さんにもらうおやつめあてに、最初からその場所を目指す。まだウンチもしていないのに八百屋に連れて行かれて、特に買うものもないのにしかたなく買わされるはめになる。(長ネギを持ったまま散歩を続けるのは恥ずかしい)

でもこの八百屋さんは水曜日と土日が休み。それを理解できないまるは「どうして?」という感じでしばらくその場でにおいを確認したりする。
そして「すこし辺りを一周してくればくるだろう」とでも思うのか、隣の公園に行ったり、六本木ミッドタウンまで行ったりして、帰りにもういちどその場所を確認しに行く。

「きょうはおやすみだよ」といっても絶対に聞く耳は持たない(当たり前)。

とくにそのおやつがおいしいわけではなく、ただの安い(ごめんなさい)ささみスティックなのに、やっぱり「もらう」ことが重要なのか、とにかく執念深い。
おやつをもらえなかったときの落胆は、いぬのきもちがなかなか理解できない僕でも気の毒に思えるくらい大きいのがわかる。

まるくんにとってそれはそれは大事なだいじなことなんだろうな。

もうちょっと違う楽しみをもたせてあげなければと思うきょうこのごろ。