黒柴「まる」の成長記

徒然なるままに犬とともに日暮らし日記

ざわわ

8月もきょうで終わり。
毎年の終戦記念行事も今年は他のニュースに埋もれてしまったような気がする。
僕は戦後生まれだから戦争を知らないと言えなくもないけど、
父のからだに残された弾のあとの記憶は今でも鮮明に残っている。
若くしてなくなった父が戦争を語る暇もなく逝ってしまったのはとても残念だった。

森山良子の「さとうきび畑」という歌をおもいだす。
♪知らないはずの父の手に抱かれる夢を見た♪
ぼくもときどきそういう夢を見る。

どんなに悲惨な戦争も時とともに忘れられていく。

8月が終わると一連の戦争報道もまた来年まで休止状態になる。

この秋から憲法を書き換える動きが活発になってくるらしいけれど、
そのときに戦争のことを思い出せる人がこの国にどれくらいいるのだろう。
戦争を反省する行為を"自虐史観”だという高齢者も少なくないので
ちょっと危ない時代に戻るような気もする。

異常気象で災害列島化している日本に軍備を強化する国力がどれくらいあるのか、だれのための軍備なのか、考え直す夏はもうすぐ終わる。