黒柴「まる」の成長記

徒然なるままに犬とともに日暮らし日記

権力の魔性

最近の出来事に共通するキーワードは"権力の魔性”じゃないかなとおもう。
日大アメフトの危険タックル問題(タックルってもともとルールどおりでも危険なんですけど)での監督と大学側の対応、森友問題でどんなに詳細な面会メモが出てきても"会ったこともないし記録も破棄した"と平気で言い張る鉄面皮な人たち。

たぶんその人たちはその立場にならなければそんな振る舞いはしなかったはずだけど、組織を護るため、権威を保つため、権力を維持するため、要するに「権力の魔性に取り付かれてしまった人たちの愚行」というひとまとめに分類できるんじゃないかとおもう。

ぼくの人生における数少ない教訓のひとつ「人間は人間を超えるものにしたがってはいけない」。宗教も政治も権威や権力が大きくなってしまった瞬間に魔性を現す。

それにしてもどんな失態でも「相手が勝手に誤解した」ことにしたり、あるものをないと言い張ったり、都合の悪いものは平気で破棄したり、という人たちは若いころの理想をどこで見失ったのだろう。
いずれにしても騒動が収まれば官僚は天下り、政治家は選挙区で圧勝(なんで?)、悪評も次のスキャンダルと入れ替わってみんな収まるところにおさまる。

ぼくとまるの日常は幸か不幸か権力とはまったく関係なく、せいぜい散歩のときの天候に支配されるくらいで、朝の散歩を済ませたら夕方の散歩までをどう過ごすか、それくらいの悩みしかないけれど、朝から何度もくりかえされる同じ話題はひとまずゴミ箱に捨てて、ネットラジオを聴きながらうとうとしてばかり。ふーむ、これでいいのかなぁ