黒柴「まる」の成長記

徒然なるままに犬とともに日暮らし日記

親友

夜、テレビを消してラジオも消して本を読むのもやめて、寝っころがって天井を見ていると、いつのまにかまるが隣で背中を向けて寝ている。
僕が何もしないで横になるといつもそっと隣に来ている。

昨夜は珍しくボールをくわえて僕に向かって投げてきた。なんで?
「あそぼ!」っていうつもりなのか、それとも「元気出して!」ということ?
おやつの要求以外でこんなに積極的に近づいてくることってあったっけ?

やはり7年も一緒にいると僕の気持ちがわかるようになってきたんだろうか。
特に寂しいわけじゃないけれど、なんとなくいったん音を消して静かにしたくなるときがある。まるはそういう心を読むのかもしれない。「僕がいるじゃないか」とでもいうように隣に座る。

そうか、まるは僕の親友なんだね。
僕の生涯でいちばんの友だちが犬だったなんて。
僕らしい人生だな、とおもう。